聞いて下さい、わたしの声
今、私が住んでいる地区は不安を抱えています。
なぜなら、住民の家々の裏には現在、『市の焼却場』があり、更に今年、
民家のすぐ前に『木質バイオマス火力発電所』が稼働されようとしている
からです。
CO2削減と言われている今、なぜわざわざ民家のそばで、昼夜問わず、
木材を燃やし続けなければならないのか?
疑問と不安ばかりです・・・
これから何十年もの間、二つの施設から出る煙の狭間で息をしていかな
ければならない子どもたちや孫たちのことを考えると、胸が痛みます。
今を生きる大人として、残していかなければならないものとは、一体
何なのでしょうか?
私が嫁いだ四十数年前は、夏は蛍が飛び交い、冬の空はどこまでも冷たく
星が瞬き、千曲川は透き通り、奇形の鮎などはいませんでした。
美しい日本の宝物がたくさん壊されていくことを、このまま目を閉じて、
耳をふさいで生きていてよいものでしょうか。
駄目なものは、ダメ! と、言える気持ちを持ち続けたいと思っています
・・・が、今の世の中、そういう生き方は、悲しいかな本当に難しいように
感じます。
しかし、『がんばれ、自分!』と、言い聞かせる毎日です。