木質バイオマス発電

信州の 山なみ見わたす 陽だまりの町・東御市、ここに木質火力発電所ができるって?!

リネン吸着検査を始めました!

    木質バイオマスチェック市民会議・リネンチームが

         自主測定を開始しました。

 

 

 羽毛山地区に建設中の木質バイオマス(火力)発電所の周辺、数か所に、リネン(麻布)を張りました。

 大気中に浮遊する放射性微粒子は、エアーダストサンプラーという機器なら計測できますが、空間線量計では計測することができません。市民が編み出したもう一つの有効な測定方法として、「リネン(麻布)吸着検査」があります。

 そこで、私たちは、発電所が稼働する前から大気の状態を調べておくために、リネン吸着検査を開始することにしました。

 NPO法人市民放射能監視センター(ちくりん舎)が、あらかじめ線量がないことを確認したリネン布を、発電所周辺地域に一定期間張っておき、そのリネン布を「ちくりん舎」に送って、ゲルマニウム半導体検出器にて測ってもらいます。

 

 〈リネン吸着法調査をする理由〉

 

東信地方の木だけを燃やすと言うが、軽井沢や佐久地方のキノコや山菜はいまだに

出荷制限が継続されています。燃料となる木の生えている土壌の放射能汚染が心配です。長野県林野部も、千曲川以東の木炭には注意が必要という報告を出しています。

*事故から8~9年経った今、木は放射性プルームを被った樹皮だけでなく、根から吸い上げた水を通して、芯材の線量も上がっていると言われています。

 平成26年日本学術会議は、「チェルノブイリの知見によると、立木の放射線量のピークは10年~20年後」と報告しています。

放射能に汚染されたものを燃やせば、放射性物質は、100~200倍に濃縮されます。

*羽毛山の発電所に設置されるバグフィルターでは、PM2.5以下のものは捕捉できず、

セシウムは飛灰の表面に付着して大気中に拡散します。

PM2.5以下の微粒子は、肺の深部(肺胞)まで到達し、沈着部位に24時間以上滞留する。このため、PM2.5以下の微粒子は、気管支部に沈着する粒子よりも人体への影響が

大きく、呼吸器、循環器疾患や死亡率にも影響すると報告されています。

*福島や宮城で、除染されたものが燃やされています。除染土も再利用され、放射能ごみ処理が新たなビジネスになっています。また、除染されなかった山の木は、林業関係者の希望で伐採され、運び出されています。また、隣りの群馬県の木の放射線量も高いと言われています。